デジタル遺書

大丈夫になるように生きてる

ポジティブに諦める

身近な大人たちに言わせれば、昔の私は、口数が少なく、気づけば自分の世界に入っていってしまうような子供だったらしい。

 

最近も、仕事の打ち合わせで追随できない領域の話が始まると、集中が切れて他のことが気になってしまい、悩んでいる。

 

「自分の世界に入ってしまう」で調べると「発達障害」「自閉症」といったワードが散見される。

前職で仕事の出来なさに病んでADHDの検査(問診)を受け、ADHDではないと診断されたので、ただのポンコツということが判明した。

 

ただのポンコツはどうやって生きていけばよいのか。

 

これまで自分はずっと、出来て当たり前とされていることがうまく出来ない劣った存在だから、社会で生きていくには沢山ある苦手なことを克服しなきゃ、と焦りながら生きてきた。

でも頑張ったところで自分の想像する「普通の人」に近づけなかった。

 

どうしてみんな得意なこと・長所がちゃんと自分の中にあって、自分の気持ちや考えを素直に言えて、人と仲良くできて、気まずくない友達がいて、自分の人生を生きていけるのか、まるで理解できない。

これらのことが1つでもできる人が私には別の生き物のように見える。

 

なるべくみんなと仲良くしておいた方がいいのは頭で分かっているが、どうやっていいか分からない、どうしても腰が重い、変な空気になるのが怖い、そもそも大して興味がないので無理し続けることになるのが見えている。

 

薄々気付いていたが、この先「普通の人」を目指して頑張り続けても報われることはない。幼少期からずっと変な人間をやってきたのだ。もう諦めよう。

散々ネガティブなことを書いてきたが、この歳になって、これを認めてポジティブに捉えようと思えるようになった。

 

諦めるといってもあまり興味のない人と会話するのをやめるわけではない。

・どうしても出来ないこと・したくないことは自分の領域外と判断していいことにする。

・別の生き物と比べるのをやめる。今の自分を大事にする。

 

きっとこの先も「もっと色んな人と話したほうがいいよ」等という大変有難いアドバイスをもらうだろう。

その時はネガティブに陥らず、「私にそれを処理できるポテンシャルがあればやっとるわカス」と思いながら「気が向いたらやります」と突っぱねていきたい。

 

自分と同じような悩めるポンコツがいたら友達になれますように。このブログが何かの励みになりますように。