デジタル遺書

大丈夫になるように生きてる

 昨日はそれなりに楽しかったが、眠れない原因になっている不安の根っこを探ろうとすると突然悲しくなり死にたくなった。1人で部屋にいて不安に向き合うとやはり病みやすい。
 「これは水です。」のスピーチをまとめていたが、現代社会においての本当のリベラルな生き方を語った、非常に本質的かつ美しいスピーチで、この知性がご自身を苦しめてしまった一因かもしれない(自死の数年前に双極性障害と診断されていたそうだ)。自由に生きるというのは難しい。これは水なのだと、どうしても意識できない日もある。本当に大事なことは見えにくいから、多忙な日々の暮らしの中では完全に忘れないことが重要だと思った。
 「突然死にたくなる」現象についてググると、以前にも著書を読んだことがある樺沢紫苑先生の記事に辿り着いた。自殺を考えたことのある人は自分が想像していたより沢山いるらしい。(世の中の変化は急速で不安定だから、人が不安になるのも当然だ)。ストレスフリーを目指すには行動が必要だ、という内容だった。不安の中でただ行動するのは現実逃避な気がして引け目があった(だから不安を分析しようとして病んでしまった)。現実から目を逸らす行為は良くないという観念が自分の中にあった。しかし、どの程度現実を見るのかは自分で選択しなければならない。例えば凄惨な戦争や犯罪を直視する行為は、その道の人でも精神を病むほどダメージが大きい。先のスピーチでも語られていた「考えるべき対象を自分で選択する」自由は自分に向けて使ってもよいのだと思った。自分の性質に合わなかったり、制御不可能な現実については「ここからは考えない」という決断が、生きていくには必要だ。