展開がアツいとか、めちゃくちゃ面白いとかではない。
ただ、地味に良かった。
良かった点:リアリティーの表現
わかりやすく盛り上がったり、韓ドラお決まりのご都合展開がない。
描かれているのは大学生らしい等身大の「あるある」な恋愛で、共感できる人も多いと思う(共感のあまり大学時代の恋愛を反省してしまうのは自分だけではないはず)
会いたい時に限って会えなかったり、相手の気持ちを見破り出し抜いてやろうとしても思い通りにならないのも現実と同じだ。
主人公ナビの相手役となるジェオンは遊び人で、付き合うとか面倒なしがらみを嫌う。
中盤、本気になった相手を思いやれない自分を省みるも、ナビや遊び相手に対して思わせぶりな態度を直せない。
「人の根っこは変わらない」といったセリフが劇中にも出てくるが、現実もまさにその通りだ。
ラストでは、ジェオンが変わらないことを”わかっていても”、ナビは受け入れる。教授の言っていた通り「本能に従い、欲望の赴くままに」。
その先のナビがジェオンと幸せになるとは限らない。本能に従おうが、合理的に考えようが、答えは分からない。
それこそが、人が向き合うべき現実である。
他にも映像美、登場人物たちの魅力、細かなコミュニケーションの描写、サイドストーリー等も良かった。
彫刻がやりたくなった(すぐに影響受ける)(梨泰院クラス観て料理し始めた)